発電が停止してしまったら?確認すべき事項3つを解説します!

いつもHPを閲覧いただきありがとうございます。
今回は、発電が停止してしまった場合に確認すべき事項に関して
解説していきたいと思います。
発電が急に停止すると不安になるかもしれませんが、
意外と単純なことで止まっている可能性が高いです。
では早速解説していきます。

目次

1、監視装置が無通信になっているだけで動いている?

まず最初に確認すべきは監視装置の通信が正なのかです。
監視装置自体は単独で運用しているものが多いですが、ひと昔前は
監視装置+ルーターの組み合わせが一般的でした。
ルーターはフリーズしてしまうことが多く、監視装置は正常だがルーターが
無通信で発電データをネットにつなげないのはよくありました。
駆付けの7割ぐらいはこの事例です。
では何かできることはあるのでしょうか?
具体的な解決方法は以下の通りです。

2、停電により発電が停止?

太陽光発電設備は各電力会社の電気が供給されている状態でないと発電できない設定になっています。
つまり停電している間はもちろん一時的に発電が停止します。
その後の復旧に関して各電力会社の管轄で違いはありますが、発電を再開するためには
手動にて操作が必要な場合があります。では具体的な解決方法以下に記載します。

・低圧では自動で復旧するパターンもあります。しかし1時間以上たっても発電を再開
 しない場合は現地での確認が必要です。

・高圧などは現地での復旧が必須な場合がほとんどです。
 復旧する際は主任技術者やメンテナンス業者に依頼する必要があります。
 ※キュービクル内で電圧を解列するインターロックが組まれている場合があるためです。

3、積雪によって発電していないパターン

これは冬限定のお話ですが、パネルに雪が積雪してしまい発電しないパターンです。


ちょっとぐらい発電するのでは?
と思ってしまうかもしれませんが本当に発電まったくしません。
パネルに一度積もってしまうと溶けるまで時間がかかります。
特に以下に該当する場合はさらに時間がかかります。

  1. パネルの角度がかなり少ない(傾斜角度が3度ぐらいなど)
  2. パネルから地面までの高さが全然ない。(1m以下しかない。)

この条件に当てはまってしまうと雪が落ちてくれません。
積雪が多い地域ではこの上記の条件がクリアされていることが多いですが
積雪があまりない地域、または自家消費などの屋根置きなどは
角度をつけていなかったりするので雪が落ちにくく一度積もってしまうと
発電再開まで時間を要します。
溶けるまで何日も発電しないなんて現場も多くあります。
では対策を見ていきましょう。

除雪はかなり大変です。パネルの上を落としても再度落ちる箇所を
除雪しないと雪がすぐに重なります。冬は発電を諦めるお客様も多いです。

積雪地域によって最初の発電シュミレーションがどのように行われたのが
重要です。ここでの結果次第で採算が合わないなど多数ありますので
積雪が多い地域に関しては注意が必要になります。

最後に
上記に記載しませんでしたが盗難も年々増えています。
対策してもいろいろな手法で盗まれます。
防犯対策も大切な投資だと感じていますので是非、専門業者へご相談を
推奨します。
今回もHPを最後まで閲覧いただきありがとうございました。
また最新情報発信していきますのでよろしくお願いいたします。

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この記事を書いた人

太陽光業界に従事しており、
得意分野は太陽光関係の点検になります。

使用前自己確認、絶縁抵抗、接地抵抗、耐圧試験
外観検査、保護継電器試験、温度測定....ectなど
電気設備に関する情報発信も行い、私自身も点検
で現場に入っております。

今後もいろいろな設備を点検すべく
情報発信をしていきます。

点検に関するお問い合わせお待ち
しております。

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