発電が停止してしまったら?確認すべき事項3つを解説

この記事でわかること

・発電が停止してしまう要因について

■監視装置が無通信になっているだけで動いている?


◇最初に確認すべき事項

監視装置の通信有無について

監視装置自体は単独で運用しているものが多いですが、ひと昔前は監視装置+ルーターの組み合わせが一般的でした。ルーターはフリーズしてしまうことが多く、監視装置は正常だがルーターが無通信で発電データをネットにつなげないのはよくありました。駆付けの7割ぐらいはこの事例です。では何かできることはあるのでしょうか?具体的な解決方法は以下の通りです。

解決策

監視措置の電源を一度切り、再起動する。
※監視装置のメーカーによっては電源の切り操作に関して手順があるので注意です。

■停電により発電が停止?


◇太陽光発電設備は各電力会社の電気が供給されている状態でないと発電できない設定になっています。つまり停電している間はもちろん一時的に発電が停止します。復旧に関して各電力会社の管轄で違いはありますが、発電を再開するためには手動にて操作が必要な場合があります。では具体的な解決方法以下に記載します。

復旧方法

・低圧では自動で復旧するパターンもあります。しかし1時間以上たっても発電を再開しない場合は現地での確認が必要です。

・高圧などは現地での復旧が必須な場合がほとんどです。復旧する際は主任技術者やメンテナンス業者に依頼する必要があります。※キュービクル内で電圧を解列するインターロックが組まれている場合があるためです。

■積雪によって発電していないパターン


◇冬限定のお話ですが、パネルに雪が積雪してしまい発電しないパターンです。パネルに一度積もってしまうと溶けるまで時間がかかります。特に以下に該当する場合はさらに時間がかかります。

時間を要するパターン
  1. パネルの角度がかなり少ない(傾斜角度が3度ぐらいなど)
  2. パネルから地面までの高さが全然ない。(1m以下しかない。)

注意
この条件に当てはまってしまうと雪が落ちてくれません。積雪が多い地域ではこの上記の条件がクリアされていることが多いですが積雪があまりない地域、または自家消費などの屋根置きなどは角度をつけていなかったりするので雪が落ちにくく一度積もってしまうと発電再開まで時間を要します。

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長野電気管理事務所

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