RPR継電器のCT取り付けについてのポイント

この記事でわかること

・付属のCTをつける相について
・なぜCTをつける相を考えるのか

目次

RPR継電器のCT取り付け相について


オムロン製のK2ZC-K2RV-NPCなどの継電器は
太陽光を増設するにあたって既設のQBに継電器を
増設しやすいようになっています。

今回は、K2ZC-K2RV-NPCを例に
記載していきます。
各メーカーによって考え方などは違う可能性が
あるためあくまでも参考程度にお願いします。

メーカーの取り付け例について

オムロンの取説記載の取り付け方法について

CT設置相VT設置相
R相R相―T相間
S相S相―R相間
T相T相―S相間

CTを設置する相に応じて電圧も変わってしまうの
で注意が必要です。

適切に設置しなければ正しく測定できていない
可能性があります。

誤動作など頻発する場合は一度、点検業者
に確認してみてください。

CTを取り付ける相の注意点


CTを取り付ける際は注意が必要です
原因は以下になります。

電灯トランスの使用状況によって
継電器が誤作動を起こす可能性がある。

電灯トランスの配線状況にもよりますが
S相があまり使用されていない状況でS相に
CTを取り付けした場合、正しく動作しない
場合があります。



継電器の誤作動として負荷電力太陽光よりも
大きいが逆電力が働いてしまうといったような
現象が起こります。

メーカーにも確認を行いましたが可能性として
十分にありうるとのことでした。

取説だけでなく現地の使用状況に応じて
問い合わせして頂ければ回答して
下さるようです。

まとめ

当事務所でも継電器の取り付けに関するご相談
など受け付けています。
お気軽にご相談下さい。

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この記事を書いた人

太陽光業界に従事しており、
得意分野は太陽光関係の点検になります。

使用前自己確認、絶縁抵抗、接地抵抗、耐圧試験
外観検査、保護継電器試験、温度測定....ectなど
電気設備に関する情報発信も行い、私自身も点検
で現場に入っております。

今後もいろいろな設備を点検すべく
情報発信をしていきます。

点検に関するお問い合わせお待ち
しております。

試験内容の確認などにZOOMや
現地へのお伺いも可能です。
お気軽にご相談下さい。

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