電気料金に関する力率とは意外な〇〇が原因?簡単に力率について解説!

いつもHPを見てくださりありがとうございます。
今回は電気料金に関する裏技ご紹介させていただきます。

目次

1、そもそも力率ってなんなの?

電気業界にいる方でしたらなじみのある言葉かもしれません。
力率とは簡単に説明しますと、電気が使用できる割合みたいな感じです。
ここで?と思われる方も多いので次の数字を見ながら一緒に考えてみましょう。

Q1
100Wが消費できる物件に住んでいたとします。
あなたは照明50Wと電子レンジ50Wを使用したいとして
力率100%であれば、あなたは照明と電子レンジを使用できます。
しかし力率が90%になったとします。
力率が90%になると 100W×90%=90Wしか使用できなくなります。
お分かりいただけたでしょうか。
まとめると力率が悪くなる=使える電気が少なくなります。

プチまとめ 力率が悪くなることで使用電力が減ってしまっている。

今回は、照明と電子レンジに置き換えてご説明しました。
このレベルの使用量なら問題ないかもしれませんが大きな工場などによっては力率が悪く
なることで電気料金に大きな違いが発生しています。

これは電力会社様の電気料金についてです。

高圧・特別高圧の場合
力率が、85%を上回る場合は、その上回る1%につき、基本料金を1%割引し、85%を下回る場合は、その下回る1%につき、基本料金を1%割増しします。
なお、力率は、メーターで測定した昼間時間帯(8時~22時)の有効電力量と無効電力量により各月ごとに決定します。

中部電力ミライズ 様

なんと1%に対して1割も割引が適用されるほど力率は電力会社によっても重要なものになっています。
ではどうすることで改善するのでしょうか。

2、コンデンサをつけることで力率改善!

コンデンサを取り付けることによって力率を悪くしてしまっている原因を打ち消すことが
できます。これを力率改善といいます。
実際に力率改善のためにコンデンサを検討されているお客さもいますが
高圧設備の工事になるため工事費が高くなりやすく、リターンがとれるまでに
膨大な時間がかかってしまう場合があります。
安易に工事してしまうとお金だけかかり全然効果がないなんて事も!
もし力率改善でお悩みの場合はお問い合わせお待ちしております。

最後に、
力率を悪くしてしまっている要因も今は測定器によって特定できます。
機器を更新して力率が良い物に変えるなど工事以外にも改善することは十分に可能です。

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この記事を書いた人

太陽光業界に従事しており、
得意分野は太陽光関係の点検になります。

使用前自己確認、絶縁抵抗、接地抵抗、耐圧試験
外観検査、保護継電器試験、温度測定....ectなど
電気設備に関する情報発信も行い、私自身も点検
で現場に入っております。

今後もいろいろな設備を点検すべく
情報発信をしていきます。

点検に関するお問い合わせお待ち
しております。

試験内容の確認などにZOOMや
現地へのお伺いも可能です。
お気軽にご相談下さい。

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