・太陽光パネルの点検で見ておきたい項目
・専門業者でないと難しい点検
・点検で発電量は改善するのか
太陽光パネルの点検ポイント
◇太陽光パネルはいろいろな方法で設置されており設置方法により点検の仕方は様々です。
すべての発電所で通用する点検ではありませんがどのような点検があるのか解説していきます。
■パネル、架台のボルトナット緩み確認
パネル、架台は竣工時にしっかりと締めてあっても、風や振動によって徐々に緩んでくる可能性があります。地盤が歪み、緩んでしまうという事例もありました。
■パネルの変色、割れなど
太陽光パネルはいろいろな要因によって割れたり、変色したりしてしまいます。
■温度測定による発電の確認
熱画像によっても発電の確認ができます。発電していないパネルがあると他のパネルより温度が下がって表示されます。またクラスター断線などの異常も確認することができます。
精密な点検
◇太陽光はさらに細かく点検を行うことができますが、コスト面などを考えると業者に依頼した方が安価に済む場合があります。どのような点検があるのか解説します。
■ドローンによる上空からの点検
ドローンによって発電所全体の可視画像や熱画像を撮ることが可能です。ただし熱画像付きのドローンは本体価格は高額です。場合によっては業者に依頼した方が安価になります。
■インピーダンス測定・開放電圧測定
太陽光パネルの抵抗を測定することができパネル故障の発見、電圧異常などを検知することができます。充電部部に近づいて作業を行うため、専門知識がないと危険な作業になります。
※画像はイメージです。
点検によって発電量は改善するのか
◇結論からすると発電量は少し改善するが大幅には変わりにくいのが現状です。
竣工時と同じまで発電量が回復するのは難しいです。
◇太陽光自体は年々経年劣化していき発電量は低下していきます。
その他で発電が低下する要因として以下があります。
・パネル表面の傷
・パネル表面の汚れ
・発電所周りの草木
・パワコンの経年劣化
■ではなぜ点検を行うのか?
◇太陽光の点検を行う目的は大きく分けて2つあります。
①太陽光自体の寿命を延ばす。
②設備が安全に運用できるように異常がないか確認をする。
最初は小さな故障で何もしないでおくと大規模な改修になってしまったりします。人間の健康診断と同じく定期的に検査をして小さな病気の種を発見し、早めに治療することが点検の意味を成します。
当事務所でも太陽光のO&Mを行っております。
お気軽にお問い合わせください。
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