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今となってはどこにでもある太陽光発電所ですが
一体どうやって私たちのもとに電気が届いているのか、
意外と簡単な仕組みで電気が作られています。
早速解説していきますね。
1、太陽光発電所の構成とはどうなっているのか?
太陽光は以下の構成に大まかに分けることができます。
・太陽光パネル
太陽光パネルは、太陽光発電所の中心になるものです。
おそらく一般的に太陽光発電所をイメージするなら太陽光パネルが最初に思いつきやすいですよね。
これらは半導体材料を使用して太陽の光を直流電気に変換します。光起電力効果を利用して
電気エネルギーを作っています。しかし前文でも述べたように直流の電気になります。
私たちが日常で使用する際は交流にする必要があります。
・パワーコンディショナー
PCSは、太陽光パネルで作られた直流を交流に変換します。これにより、
電気は一般家庭やビジネスで使用可能な電気になります。ここでようやく私たちが使える
電気になります。中にはこの二つだけの構成で非常時の電源に使用できたりします。
最近では余剰電力はバッテリーに貯蔵し、需要が高い時に供給することで
発電所の効率を高めているところも増えてきました。
・キュービクル(高圧受電のみ)
キュービクルは、電気を低圧から高圧へ変換するための大きな設備になります。
この設備は、発電所でも多く使用されており、電圧の変換だけでなく過電流や地絡などの
異常時に設備を守る機能も備えています。これにより、大規模な電力障害を防止しすることが
できます。低圧の発電所にはありませんが各電力会社に売電する際は一旦高圧になります。
太陽光発電所は大きくは三つの構成からできていると考えることができます。
現在はバッテリーなども併用している発電所も増えましたが導入コストが高いため
全量売電ではあまりメリットは少ないと思います。
2、発電した電気はどのようにして使われるのか?
まず発電所で作られた電気は、高電圧に変換されます。これにより、電気は長距離送電する
際のエネルギー損失を最小限に抑えながら、広い地域に送ることができます。
その後、消費地に近い場所で、電圧を低下させ、家庭やビジネスで使用できます。
3、最後に
なんせ太陽光は名前の通り日中しか発電しません。(月の光でも電圧は出ますがめっちゃ弱いです。)
なので限られた時間で発電することが求められてきます。
作った当初なら発電効率はいいですが年々悪くはなってきます。
定期的なメンテナンスも欠かさず行いましょう。