太陽光発電所を壊す3つの要因とは?

この記事でわかること

・よくある不具合
・すぐに改修が必要な場合とは

目次

1、太陽光モジュールの絶縁不良


太陽光モジュールは、ケーブルの損傷、
パネル割れによって絶縁不良を起こして
しまう可能性があります。

表面のガラスが割れてしまうと
絶縁低下の原因にもなってしまいます。

絶縁が低下すると電気が外部に漏れ
感電を引き起こす可能性が高くなります。

定期に的に点検を行うことで早期に
発見できます。
見つけ次第、交換の計画を進めることを
推奨します。

2、高圧電気設備のメンテナンス不足


高圧の太陽光発電設備は高い電気が流れており
通常の電圧よりも高いため機器に
大きな負荷が掛かります。

太陽光発電所の場合は電流の変化も激しいため
一般的な設備と比べ消耗も激しくなります。

受変電設備の内部はいろいろな機器が
設置されているため専門の業者でないと
点検は難しです。

保安規定に基づいた点検はもちろんですが
設備の清掃なども行うことで、長くご使用
することが可能です。

3、パワコンの設定ミスで出力が100%出ない


PCSの設定が間違っており本来の性能が
発揮できていない事もあります。

原因としては?
各発電所ごとに応じた設定をすることになって
おり、設定次第では出力を下げたり、上げたり
することもできます。

ここでの設定を一度間違えてしまうと
変更しない限り最大出力を出すことが
出来ません。

専門業者などに設定してもらうことで
正しく発電ができます。

予想よりも少ないと感じたら
点検業者へ依頼することで原因を
特定することができます。

初期不良の可能性も


太陽光発電所は工事が完了後
電気を流しても問題がないか、確認を行います。

ここでの確認でパネルの初期不良があった場合は
最初から発電量が低下した状態での運用に
なります。

画像はパネルの温度画像になります。
色に偏りがある場合は、初期不良の
可能性が高い為、メーカーに交換を依頼する
必要があります。

太陽光IR測定画像
※クラスター断線など異常があった場合は
 色に変化が出ます。

点検を行うためには専門的な機器が
必要です。

機器のレンタルもあるためご
自身でも可能な点検もありますが
電気が流れているため大変危険です。

最後に

当事務所でも太陽光発電所に関する点検など
ご依頼、ご相談お待ちしております。

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この記事を書いた人

太陽光業界に従事しており、
得意分野は太陽光関係の点検になります。

使用前自己確認、絶縁抵抗、接地抵抗、耐圧試験
外観検査、保護継電器試験、温度測定....ectなど
電気設備に関する情報発信も行い、私自身も点検
で現場に入っております。

今後もいろいろな設備を点検すべく
情報発信をしていきます。

点検に関するお問い合わせお待ち
しております。

試験内容の確認などにZOOMや
現地へのお伺いも可能です。
お気軽にご相談下さい。

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