使用前自己確認の負荷遮断試験って何?内容について解説していきます。

目次

1、負荷遮断試験について

負荷遮断試験とはそもそも何をするのか、まずは監督部のHPに記載されている文面を
確認してみます。以下中部近畿産業保安監督部HP 2023年12月時

発電設備出⼒の1/4負荷運転状態から負荷遮断し、異常のないことを確認した後、順次2/4、3/4、4/4負荷運転まで段階的に試験を⾏う。
発電電圧について、過渡変化を記録できる測定機器(発電所の構外に施設する監視制御装置等を含む。)により確認する。
なお、必要な負荷運転での現地試験の実施が困難であった場合は、⼯場試験の結果から判断して⽀障ないと認められるものについては記録より確認できるものとする。

中部近畿産業保安監督部HP様式集より

難しいですよね。私自身も最初は何のことかわかりませんでしたが
この試験では次の3つのことが重要になってきます。

  1. 太陽光の出力を各出力まで上げて負荷を遮断する。
  2. 遮断する際は発電電圧について測定できる測定器が必要
  3. 現地試験が困難である場合は、工場試験でも代用可能

要約するとこんな感じでしょうか。次は試験に関して解説していきます。

2、試験の方法について

まず最初に行うべきは負荷遮断試験ができる状態にあるのかを確認する必要があります。
できる状態とは太陽光が完成している状態のことを言います。
では発電後試験をする際どこで測定がベストなのか考えていきましょう。
まず以下の文章を見てみましょう。

逆変換装置(PCS)ごとの過渡変化ではなく、現地試験では、発電所全
体の過渡変化を記録すること。

中国四国産業保安監督部資料より


PCSだけではなく発電所全体の測定が望ましいと書いてあります。
なのでここでは連系点に近いQB内のVTが適切であると考えています。
自家消費など場合によっては連系点のVTが使えない可能性もありますが
ここでは一旦省略します。
ここで小まとめです。

・太陽光は発電できる状態でないと試験ができない。
・測定箇所は連系点に近い箇所(発電所全体の過渡変化を見るため)
・できない場合は工場試験でも行けるが、経験上75%までは現地試験が必要の可能性あり。

3、測定器は何を使えばいいの?

では測定器は何を使用するのがベストか、いろいろなメーカーが出していますが
いくつか挙げるとすると以下のメーカーがおすすめです。

HIOKI PQ3100-91
KYORITU KEW6315

このような測定器が必要になってきます。
価格では20万から40万円前後します。
私自身、共立のものを使用しています。使用感はとてもいいですが
画面が少しくらい、報告書として使用するにはエクセルなどで抽出し加工が
必要と感じました。(そのままでは見にくいため。)
なかなか持っている業者も少ないため依頼するのが現実的だと思います。

最後に、
試験自体は資格も不要だが判定の良否には専門的な知識が必要になります。
測定器設置する際も高電圧に接触する可能性があるため危険が伴います。
専門業者に依頼することを推奨します。

今回は負荷遮断試験について記載しました。
当事務所でも使用前に関する
試験業務も行っております。
ご相談、お問い合わせお待ちしております。

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この記事を書いた人

太陽光業界に従事しており、
得意分野は太陽光関係の点検になります。

使用前自己確認、絶縁抵抗、接地抵抗、耐圧試験
外観検査、保護継電器試験、温度測定....ectなど
電気設備に関する情報発信も行い、私自身も点検
で現場に入っております。

今後もいろいろな設備を点検すべく
情報発信をしていきます。

点検に関するお問い合わせお待ち
しております。

試験内容の確認などにZOOMや
現地へのお伺いも可能です。
お気軽にご相談下さい。

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