いつもHPを閲覧いただきありがとうございます。
今回は、制御電源喪失試験の内容そして試験方法について
解説していきます。
1、制御電源喪失試験とは
使用前の様式に書かれている一部を
抜粋しました。
(下記制御電源喪失試験内容)
発電設備を運転中に制御電源を喪失
中部近畿産業保安監督部HP様式集より
させたときに過渡変化する主要
パラメーターの測定並びに遮断器、
開閉器等の開閉の状況及び警報、
表⽰等を確認する。
なお、本試験により確認すべき内容
が保護装置試験、総合インターロック
試験⼜は負荷遮断試験
(現地で実施するものに限る。)と
併せて⾏える場合は、複数の試験を
同時に実施することができるものと
する。
簡単にまとめてみます。
- 発電設備を発電中に遮断させる。
- 遮断したときの過渡変化を測定。
- その時の開閉器、遮断機の状態が正常か。
大きく分けると上記項目3つになります。
項目ごとに解説します。
・発電設備を発電中に遮断させるとは
発電設備を実際に稼働させて遮断すること
を言います。
発電設備を遮断する際は、電源側に近い箇所
にて遮断することが望ましいです。
(責任分界点までが試験対象となるためです。)
・遮断したときの過渡変化とは
この過度変化に関しては負荷遮断試験と同じもの
になります。
この試験は負荷遮断試験も同時に行うことができ
る為、詳細に関しては別記事に投稿しています
ので確認お願いします。
・その時の開閉器、遮断機の状態が正常とは
この項目に関しては現場ごとで変わります。
現場ごとの電気設備の仕様が違うため
どうなったら遮断機が動作するのかなど、
仕様を事前に確認しておく必要があります。
設計通りに動作するのかを
現地でも確認するということになります。
当事務所では使用前に関する
試験業務も行っております。
ご相談、お問い合わせお待ちしております。